カーサ

2008年5月26日 (月)

カーサの畑

5月24日

母は朝食後気分が悪いと言って、1~2時間ほど休むようになった。

今回もわたしが行った時には寝ていた。

父に聞くと、「まあ、半分より上はそうだ」とのことだった。

(大抵寝ている、ということを、父は数字で表す。形容詞の表現ができないせいか?)

母が具合が悪いのではないか?と以前は父が心配していたが、

こういう状態を受け入れざるを得なくなったようだ。

母が起きて来るのを待って、家に連れて行った。

仏壇にお参りして、般若経をあげてくるというお勤め。

時々はお経を空で唱えるが、今日は経本を見ながらだった。

それだけ済ませると、一目散で父の待つカーサに帰った。

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野菜より花が主になったカーサの畑。

新しく入居された男性が、毎日手入れをされている。

時間を決めて、日課にしているとのこと。

建物の正面玄関口の植え込みの仕立ても、本職顔負けである。

ここで、日向ぼっこをする方々がいる。

花や緑だけでなく、隣の家の犬「ベル」も愛嬌を振りまくので、

それに釣られてやってくる人もいる。

次回は「ベル」をアップする予定。

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2008年1月15日 (火)

カーサ寄席

1月12日

寿司の握れる落語家=すわこ八福神さん登場

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寿司店経営のすし職人の傍ら、アマチュア落語家として活躍中。

落語・漫談・チンドン屋・紙きりなど。

諏訪湖畔の足湯で寄席を行う他、高齢者施設などへ出向き落語会を行うなど、

地域の人に「笑い」を届けている。

縦にも横にも長い長野県、隅から隅まで笑いを届けて1000席目指しているそうです。

時間を間違ってしまい、わたしは最後の10分しか聞けなくて残念!

でも、とっても面白くて、おかしくて、涙が出るほど笑いました。

お堅い諏訪人の多い中で、こんなに愉快な人がいたなんて!!!!

八福神さんいわく

「笑いは、相手と私が笑いによって心を許しあう第一歩」 だそうです。

次から次へと繰り出すネタのあたたかいこと!

寿司ネタの新鮮さと、話ネタのあったかさとの変幻自在の手さばき。

(寄席の始まるまえには、寿司の握りの披露もあったそうです)

カーサのお年寄りたちの笑いがひとつになって、笑いのパワーが全開でした。

暮れから新年にかけて、カーサではいろいろの行事があったのですが、

わたしは都合が悪くて出席できませんでした。

久し振りに笑顔のみなさんに会えて、ほっとしました。

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上諏訪駅にある看板に八福神さんが!!!!

いつも眼にしていた時は、「足湯の人に講話している和尚さん」と思っていました。

こんな着物を和尚さんは着ないでしょうに・・・・でも・・・・

「足湯寄席」ってことわかる人は地元の人よね?

もっと笑いの溢れた写真だったら、きっとわかる!

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2008年1月 7日 (月)

あけまして、

遅くなりましたが、おめでとうございます。

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このお正月は天気がよく、部屋からは富士山がよく見えました。

昨年5月にカーサに入所し、

8ヶ月を過ごして無事に新しい年を迎えることができました。

父は最初から自分の時間割をそれなりに過ごしています。

新聞、雑誌を読み終わると、ほとんどの時間をテレビを観ています。

毎日3回の食事と、週3回の入浴の他はずっと椅子に座ったままです。

足の浮腫みがひどいので、足浴をしてもらっています。

ヘルパーさんに付いてもらって、少し歩くことにしていますが、

父がなかなか歩こうとしないので、、

足腰の筋肉が衰えてすっかりヨボヨボになりました。

めまいや気分の悪さで、午前中は寝たきりだった母ですが、

10月後半からの下痢・便秘騒動の後、元気になりました。

安定剤の服用を減らしたこと、

摘便や座薬の処置で、ヘルパーさんに心身共にお任せして安心したこと、等など。

あんなに入浴を嫌っていたのに、

ヘルパーさんの声かけで、喜んでお風呂に入るようになりました。

スタッフの皆さんのお陰で、両親はカーサの生活に慣れて、

穏やかに生活できて感謝しています。

今年も無事に過ごすことができますように!

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2007年11月11日 (日)

紅葉

11月9日

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カーサの南側にある桜の木、見事に紅葉した後、散っています。

ひと雨ごとに葉っぱが少なくなって、もうすぐ諏訪湖が見渡せるようになり、富士山も良く見えるようになります。

カーサの周り、諏訪湖近辺は紅葉真っ盛りでした。

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今まで使っていた携帯が壊れかけたので、新しい機種に変えました。

500万画素のデジタルカメラ付きの携帯です。

「3メガ・ファイン」の設定でちょっと試験的に撮りました。掲載した写真はブログ用に解像度を落としてあります。(もっと落としてもいいかも?クリックすると大きくなりすぎ?)

只今操作法の習得に四苦八苦。うまく使いこなして記録の写真を残したいです。

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2007年11月 1日 (木)

大運動会

10月25日   カーサのホールで運動会が開かれました。

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みんなで揃ってラジオ体操、イチ・ニ・サン

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赤組、白組に分かれて、玉入れの開始!

一人3個持って、傘をめがけて、ポ~ン。落としたらまた拾って、また拾って・・・・

だんだんと負けん気が出てきました。結果は引き分け。

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パン食い競争、俄然やる気が出てきて、痛みのある人も、すばやく取って拍手喝さいでした。職員さんも必死の挑戦。

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粉の中のマシュマロを手を使わずに、食べるゲーム。粉が顔や髪に付かないように・・・

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悪戦苦闘の後の顔、美男美女のヘルパーさんがこんなに真っ白になって爆笑でした。

その後、1階に隠された「宝」を探すゲーム。

結構本気になって探し回って、「お香セット」や「手ぬぐい」をゲットしました。

今まで行事には参加しなかった父でしたが、ヘルパーさんたちのお誘いコールがたくさんあったらしく、最後まで一緒に過ごしました。

玉入れの玉や、飾り作りなど、準備のお手伝いも日課に取り入れていたので、

母は「運動会」の参加を楽しみにしていたようです。

スタッフやヘルパーさんも参加して、和やかで楽しい運動会になりました。

その後、食堂でのお昼は豪華なお弁当!

ヘルパーさんと一緒に和気あいあいで、食べました。

とっても家庭的な雰囲気で、「カーサ」らしいと思いました。

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2007年10月22日 (月)

ドッグセラピーno.2

10月11日

ランちゃん達がカーサにやって来ました。

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とってもお利口さんなワンちゃんたち。

飼い主の指示に従って、お年寄りに寄り添って癒しのひと時を。

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こんな仕草を見たら、「かわいい~」と抱きしめたくなります。

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母もついに、抱っこしました。

母はランちゃんに洋服を作ってあげたので、ことの他ランちゃんがお気に入り。

ランちゃんを膝にのせて、「可愛いね~」とニコニコ笑顔。

笑い声がいっぱいの時間でした。

一生懸命の働きをしたワンちゃん達、ありがとう!

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2007年9月22日 (土)

敬老の日

9月18日

カーサでの敬老の日の行事。

「諏訪聾太鼓」の方々によるお諏訪太鼓が披露されました。

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耳のご不自由なお父さんを中心にして、お母さん、小学校5年の女の子、そして友人の方と4人での、息の合った力強い演奏に圧倒されました。

長野県諏訪地方にはお諏訪太鼓があります。

小口大八さん、と言う方が始めて組太鼓を考案され演奏したので、「宗家」。

その方の教えを受けて練習を積んでいるそうです。

5年生の女の子は2歳の頃から太鼓を叩いているそうです。

その子の生きいきをしたバチさばきに感心し、家族の結束力が素晴らしいと思いました。

カーサの5階に響き渡る太鼓のエネルギーは、聞くものの身体を駆け巡ったのち、諏訪湖や周りの山々に広がっていきました。

総合学習でカーサに来ている5年生がお祝いに来てくれました。

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代表のお年寄りにプレゼントを渡す。

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折り紙の飾られた大きな箱!

Photo_6 みんなで作った「ドラ焼き」と「何とか言うケーキ?」

家庭科室のホットプレートで焼いたんですって!

ちゃんとあんこも入った可愛いドラ焼き。

ケーキのほうは、太鼓演奏した子が作り方を教えてくれたそうです。

後で、全員のお年寄りに分けました。美味しかったそうです。

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その後、お年寄りの有志の方によるカラオケ数曲の披露がありました。

みなさん、とってもいいお声でお上手でした!

最後に5年生のクラス全員で、「威風堂々」の演奏。

さっきまでふざけていた子たちの真剣なまなざし、澄み切ったリコーダーの音色がお年寄りの心に届きました。

どうもありがとうございました。

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2007年9月 6日 (木)

カツラをつけたランちゃん

ドッグセラピーでカーサのお年寄りに人気のランちゃん。

ヘルパーのMさんが飼っているワンちゃんです。       Img005_4       

母が、幼児の服の袖を外して、ランちゃん用に作ってあげたもの。ヘルパーのMさんと、楽しそうに作っていました。

着用したランちゃんの後ろ姿、腰のあたりが色っぽい~

そのランちゃんが「ポチたま」に出演して全国にお披露目となりました!

Jpeg_2 「だいすけ君 高原の旅 」で、諏訪でのランちゃんのウワサを聞き付けて来たのですって。

どんな芸を見せてくれるのかしら????すると!

お姫様姿のランちゃん、黄門さまの印籠と「控えおろう~」の声にひれ伏しました。

上目つかいのランちゃん、やったね!

Jpg_5 カツラを被って、着物と帯、おたいこを結んだ、かわいいお姫様。

あまりにも可愛くて、可笑しくて、 ちょっと写真にいたずらして描いてみました。

でも実際のランちゃんのほうがずっとお茶目です。

カーサの大きな画面で、録画したランちゃんの姿をお年寄りの方々が見たんですって。

笑い声がいっぱいだったと思います。ランちゃん、ありがとう!

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2007年9月 5日 (水)

マリンバの音色

9月1日 マリンバコンサートと新作花火大会

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カーサに入居しておられるHさんの娘さんが、マリンバ奏者で今回演奏していただけることにりました。

神戸で活躍しておられる友人の演奏家の方も一緒に、二重奏も聞くことができました。

生で聞くマリンバのやわらかく響きわたる音色に、うっとりしました。

夏の暑さで疲れきった心身を癒してもらえました。

その後、諏訪湖の新作花火大会。諏訪にも本格的な秋が訪れます。

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2007年7月17日 (火)

七夕コンサート

7月13日 カーサで七夕コンサートが開かれました。

Dscf0742_1 大きな笹を用意し、七夕飾りを手分けして作りました。

Photo_69 訪問している小学生も短冊を書いてくれました。

Photo_68 小学生の皆さんの優しい気持ちがいっぱいです。

当日は学校の授業があって、小学生の皆さんは出席できなかったので残念でした。

でも、事前のお知らせが行き届いていて、父も楽しみにしていたようで、進んで会場にきました。この日のためにきれいなブラウスにロングスカートをお召しになったご婦人も出席して、華やいだ雰囲気になりました。

「アルパとギター 七夕コンサート」の始まりです。

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インディアンハープとも呼ばれる「アルパ」 初めて目にしました。

http://www.geocities.co.jp/Milkyway/1794/arpa/

南米のアップテンポの曲を、アルパがリズムカルに奏でます。ハープよりも小さいのに、豊かな音量に驚きました。

♪笹の葉さーらさら、のきばに揺れる~お星様キラキラ、金銀砂子♪・・・・アルパの伴奏にのせて、皆で合唱。いつも体操の後に歌っているので、声が良く出ていて、演奏家の方に誉められました。

「コンドルは飛んでいる」「コーヒールンバ」「なだそうそう」「ふるさと」などなど、懐かしい曲、聞き覚えのある曲が次々に奏でられました。

アルパの明るい響きが胸の中にズンズン入りこんで、心の扉が開いていくような気分になりました。小さいけれど、あたたかでステキなコンサート。父も感激していました。ちょうど当日に居合わせた私もコンサートに出席できてよかったです。

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2007年6月15日 (金)

ワンちゃん大活躍

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6月8日

セラピー犬が来るというので、わたしの方が楽しみにしていました。

ヘルパーさんが所属しているサークル活動で、セラピー犬としての訓練をしたワンちゃんたちが、施設を訪問して多くの人達に刺激と安らぎを与えているそうです。

当日は病院の定期健診だったので、両親に付き添って診察を終え、

久し振りに3人で外食しました。

午後は父は昼寝。わたしは電車の都合で、参加することができませんでした。

写真は後日、メールで送っていただいたものです。

動物にはあまり慣れていない母ですが、楽しい時間を過ごしたようです。

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ワンちゃん、ボランティアの方々、ありがとうございました。

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2007年5月15日 (火)

ボート競技

5月11日

東京から帰郷して、両親をS病院の定期健診に連れていきました。

父の足の浮腫み、背中の湿疹、言葉の出にくさ等・・・かなり老化が進んでいる、とのことでした。

母は前日にめまいを起こしていましたが、半日寝た後よくなりました。

家にいる時は、「どんなことをしても起きて家事をしなければ・・・」という強迫観念で縛られて、それがストレスになっていたけれど、ここに暮らして、そういう役割から離れたので楽になったようです。

主治医に「今暮らしている所がどうですか?」と聞かれて

母「とってもいい所です。諏訪湖のほとりで富士山も見えるし、温泉に入れるし、ご飯も美味しいし、楽だから」と話していました。

家に帰りたいとか、ここに居たくないとか、そういう言葉が出ないので安心しました。

5月12日

諏訪湖でボートレースが行われました。

5階の食堂からはレースが一望でき、晴天の下全国から集まった200近くのチームの競技を見ることができました。

ここ「カーザ」の職員が審判員としてモーターボートに乗っていたので、「カーサ」の前を通る度に赤い旗を降って、お年寄りに合図をしてくれました。

5~6人のお年寄りが、お茶を飲みながら観戦しました。母も参加しました。

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5月13日

私の娘が来て、食堂で両親と4人でお昼を食べました。

前日までに食事を頼んでおくと、一緒に食べられます。

昨日に続いて今日もボート競技があり、横目で観戦しながら暖かな日差しの入る食堂でゆっくりできました。

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その後、諏訪市にある旧「信濃」という料亭の「裂き織り展」を母と娘の三人で見に行きました。建物に興味があって出かけました。

父はお昼寝中。

大正時代に建てられた、数奇屋建築でかなり貴重な建物ということです。

http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=65

諏訪湖の周りにあった旅籠は素泊まりで、料理の用意がなかったので、この料亭は贅を尽くして建てられ、当時の社交界として華々しい存在だったということです。

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2007年5月 6日 (日)

新生活

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両親は自宅を離れて新しい生活を始めました。

有料老人ホームを見学し、体験宿泊し、検討した結果、諏訪湖のほとりの「高齢者賃貸住居」に決めました。そこは居宅介護支援事業所があり、ケアマネージャーとヘルパーが在中しているので、介護を受けることができます。

「特定施設・・・」という公的の指定は受けていないので、その点が心配でした。以前、介護付きの施設に体験宿泊してみて、認知症も初期で、自分の意思のある両親には牢獄と感じられたようです。介護保険料を目一杯取られた上に、自由のない管理された生活を強制されたのでは、ボケがすすんでしまいます。

それで、施設選びを振り出しに戻して、いろいろ検討しました。

最終的な決め手となったのは、ここの社長や部長が、「自分が年取って人の手を借りながら暮らす時のことを考えて作った住まい」ということで、他の施設に比べて、熱意と工夫と親身の対応が感じられたことです。 諏訪湖が一望できる食堂で、お年よりがおしゃべりしながら食事をし、温泉の出る広い浴場で介助をうけながら入浴し、毎日の体操の時間があり、目の前の広い公園にはいつも子供達がいっぱいで、散歩道も完備しているし、建物の横には畑があって、そこでは畑仕事もできるし、住民のお年よりも笑顔で話し掛けてくださるし、ヘルパーさん達も人生経験豊かな人が多く、よく気が付いてきめ細かな対応をしていました。

社長も部長も従業員の方も、顔見知り以上の交流がある方達なので、親しみやすく、相談しやすい、ということも大きな安心になります。

4月末に夫婦部屋が開くことになり、テレビと洗濯機、机と椅子を購入し、身の回りのものを運び入れてやっと入居となりました。

16坪の広さがあるので、広すぎて、二人でポツンと座って諏訪湖を見ています。毎日10時からヘルパーさんが来て、一日に飲む薬を分けたり、身の回りのことをして、話をしたり折り紙したり、天気がよければ一緒に散歩に出たりします。まだまだ慣れるまでには時間がかかるでしょうが、諏訪湖の景色と温泉は気に入ったようです。

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2007年3月26日 (月)

体験宿泊を経て

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長文です

父が入院している間に、母と二人で有料老人ホームで体験宿泊してきました。

諏訪湖の辺に立つ「高齢者マンション」です。

諏訪湖と富士山が目の前に広がり、温泉付きの快適なマンションです。

でも、介護付きではありません。介護が必要になったら、ケアプランを立ててヘルパーさんに来てもらうという「在宅介護」の手続きをしないといけません。ここは、健康で自立したお年寄りが住んでいます。みなさん、連れ合いを亡くされて、一人になったので、終の住みかとしてここを選んだという方ばかりです。

姑を長い間介護された経験があり、その苦労や辛さを子供たち(娘)にさせたくないので、同居を辞退してここに来たという婦人。

奥さんを亡くし一人暮らしをしている父親の家に、息子さん家族が来て同居を始めたが、生活のペースが違って疲れが出てきたので、ここを選んだという男性。子供や孫たちがやってきて、心にかけてくれる今の状態が幸せと。

自分の生活を大切にしながら、介護はプロに任せて、笑顔と思いやりの心は子供たちからもらう。そのためのお金を早くから準備してきたと話してくださいました。「貴女も心の準備と、そのための貯金をしておきなさい」と言われました。

両親が何とか二人で生活していけることを前提に、私は遠距離介護をしてきたけれど、

母の体力がすっかりなくなり、普段でも横になっていることが多くなり、物忘れもあって、ヘルパーさんに来てもらっての家事援助では生活できなくなりました。

ついに、両親は二人だけで生活できなくなったのです。

といって、私もこのままこの地に住み付いて両親を介護する生活はできません。私は自分の家があり、夫との生活があります。夫の理解と協力があって遠距離介護を続けられ、今回も単身赴任状態で介護を続けているのだけれど、もうそろそろ結論を出さなければいけないところにきたのです。

父は私の話を理解し、施設に移ることも已む無しと言ってくれました。

けれど、母は「家」にこだわり、「家」を出ることを承知しません。自分が何とか頑張りさえすれば、家事が出来ると言い張ります。

そこで、一度体験宿泊をして、様子を見ようと思いました。

母は体調が悪かったこともあり(それ以後、よくはなりませんが)緊張して固まっていました。でも、食事もまあまあ食べていたし、よく眠れていたし、景色を楽しんでいました。

でも、「家」を離れるのは嫌だ。施設に行くのは嫌だと言いました。

その後、母の具合はドンドン悪くなっていき、吐き気と気持ち悪さで一日中寝ているようになりました。

精神科の診察に行って、3種類の薬の効き目もはっきりしないので、1週間、薬を止めて見ましょうと言われました。

若い時から我慢強く、自分の思いを押し込んで頑張ってきた人ほど、年を取って脳の機能が低下すると、抑えていたものが抑えきれなくなり、コントロールが効かなくなってしまう。

言葉に出して、思いを吐き出すことが出来ればストレス解消ができるが、しゃべらなくなった今は、体の弱い部分にストレスを発散する症状が出ている=吐き気=言いたいことがいえないので、吐くことで「出そう」としている身体の作用。

必ず、吐き気は治まってくるから、治そうとか、何とかしようとか考えずに、静かに横になって寝ていてよい。それが一番の治療法です、と言われました。

食事時に起きてくるだけで、後は横になって寝ています。

「私がこっちに来たときには、家に帰って過ごすようにして、施設と家を行ったり来たりしよう」

「家でじっと寝ているだけの生活よりも、介護のプロがたくさん居て面倒を看てもらったり、同世代の人たちと一緒に過ごして交流したり、機能訓練の運動やサークルや行事などに参加して気分転換をはかったほうが、ずっといいと思うけど」という話を折に触れて、何度も話しました。

母はもう自分では何も出来なくなったことを認めて、家での生活ができないこと。いつまでも私をここに縛っておくことはできないことなどを理解して、施設入居を承諾しました。

隣の町にある『介護付き有料老人ホーム』に申し込みました。来週末の面接のあと入居審査に通過すればOKになります。それまで3週間ほど、若しかしたら最期になってしまうかもしれない両親との生活、悔いのないように過ごします。

施設に入居させることを決めるまで、すごく悩みました。

ここでは淡々と書いていますが、母の老化が進みもう介護を受けなければ生活できないとわかった頃から、いろいろと考えてきました。

私が東京に帰った後、ヘルパーさんの援助だけでは不安材料が多すぎる。

ショートステイも早くから日程を決めるので、何かあった時にはその予定がキャンセルになり、すぐに利用できない。私はずーっと帰れないで次のショートを待たないといけない。

結局、公的支援は在宅(私が同居していることが前提)だからこそ、有効性があるけれど、遠距離介護には全く役に立たないものでした。母が何とかやれている少しの間は利用可能でしたが。

では、私がこちらに移り住んで、ずっと介護していく覚悟があるのか?

でも、東京の私の住まいで夫と暮らすことが基本で、そこを崩したら私はとても不安定な状態になって、介護は続けていけないんじゃないか?自分の生活があってからこそできる「介護」、「介護」のために私たち夫婦の生活を犠牲にしてはいけないのでは?

でも、施設に入れることは「姥捨て」をするということになるんじゃないか?

形は「姥捨て」でも、そこで両親が今よりも快適に過ごせるように、介護はプロにお任せして、心のケアを私が担っていけばいいのかな?

・・・・と、悩みに悩んで、ついに結論を出したという訳です。(長いのに読んでくださってありがとう)

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