介護

2009年11月15日 (日)

母の夢

「アラッ、来たの!」

なんて喜んだ母も、

小一時間もすると、眠くなってしまい、

「ちょっと寝てくるね」と言ってベットへ直行する。

そして、すぐに夢の中へ。。。。。

Photo_3

緊急用のボタンは母には記憶されないので、押したことがない。

夏の暑い間、タオルケットをかぶってアセモだらけになったので、

「何も掛けないでそのまま寝て」と教えて。。。。。

そのまま夏が過ぎ、秋が来て、

寒い季節になったのだけれど

「布団を掛けること」がすっぽり抜け落ちてしまって、

今でも、ゴロンと横になったまま。

今日はわたしが掛けてやって、

「布団をこうして掛けるんだよ」と言うと、

「・・・・・でも忘れちゃうから・・・」と。

部屋が暖かいからいいけど。

「お母さんのしたいことは何?」

「。。。。。そうだね、家へ帰ること。」

「帰っても寒いし、二階に上がったり下りたり大変。

だから、夢の中で家に帰ってきたらいいよ。

掃除も買い物も食事の用意も

一杯やって来てね。」

そういうと、

母はとても嬉しそうな顔をしてうなずいた。

今頃は夢の中で、

いっぱい働いているのかな?

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2009年11月10日 (火)

アラッ!来たの?

朝一番の「スーパーあずさ」に乗って

両親のいる「カーサ」に着くのが10時くらい。

キャリーカーを引張り、

買い物袋をさげてエレベーターを降りると、

ヘルパーのSさんに会う。

「今朝、今日は娘さんが来ますよって言っちゃったから、

何度も廊下を行ったり来たりして待っていて、

悪いことしちゃった」とのこと。

そうか、

どれどれ、と部屋に入ると

Photo_3

ニコニコして、満面の笑みで迎えてくれた。

昔着ていた派手目なセーターを着て椅子に座っていた。

「そのセーター、よく似合うね」と言うと

嬉しそうに笑った。

Sさんの話によると

朝6時半に介助に入ったときに

風呂場に便があったという。

母のベッドからトイレ風呂場までの床が汚れていたので

多分、

起床時に便がしたくなって、

風呂場で用をたしたのではないか?

とのことだった。

母を着替えさせ、

床や風呂場を掃除するSさんは、

落ち込む母を元気つけるために

「今日は娘さんが来るのよ!」と言ってくれたのだと思う。

その心遣いが、あり難くうれしい。

尿や便の感覚がある時は

トイレを探してウロウロし、

挙句はトイレでない場所で用をたし、

感覚のない時は

パットの中にしてしまっても分からず、

その汚れたパットを見て

「こんなこともわからなくなって嫌になっちゃう・・・あ~あ」と言う。

いずれにしても、

「わからないこと」が、母にとっては不安なのだろう。

「人に聞く」という手段も忘れてしまった母。

「ひとり」の世界の中で

どれほどの不安や恐怖と戦っているのだろう。

心優しいスタッフに見守られて

母の不安も恐怖も

最小限に取り除いてもらっていると思う。

そして時々わたしが帰って

娘になったり、

おっかさんになったりして

母と過ごす。

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2009年11月 9日 (月)

三度の食事

朝食は7時半から

昼食は12時から

夕食は6時から

と食事時間が決められている。

時間に厳格だった父に唯一残された食事開始の時間。

この頃は時間を読み間違って

1時間早い時刻なのに

「おい!」とか

「オーオー」と言って、行こうとする。

昔から、三度の食事を楽しみにしていた父。

右手に力が入らなくなって

箸は使えなくなったが、

この頃はなりふりかまわず、

右手でスプーンを使って、ご飯。

左手は素手で、おかず。

Photo

食卓の上に覆いかぶさるようにして

必死で黙々と食べる。

右手が上手く使えないので

ボロボロこぼすし

嚥下が悪い時は、ゴボゴボむせるし

鼻水はたらすし・・・・

Photo_2

わたしはその鼻水を拭きながら

急いで、おかずを父の口に運ぶ。

すると、父は条件反射のように口を開ける。

雀の子が大きな口を開けて餌を待つような

そんな光景が重なってしまう。

「口の中のものを飲み込んでからにしないとむせるよ」

と、注意しても、

すぐにまた口を開けて、

目の前の食べ物がなくなるまで

口一杯に詰め込む。

そして、

コンコン、ゴボゴボ

ハーーーックショ~~~ン (うーん、やだなぁpout

我が子が小さかった頃

手づかみして、いっぱいこぼしても

よしよし!いいよ~一杯食べてね!って言えたのに

子どもかえりしていく親に

「よしよし」

「いいよ~」

とは、まだ言えない。

でも、そのうちに、きっと

わたしは父や母のオッカサンになるんだろうな cherryblossom

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2009年10月31日 (土)

あれ~なんだっけ?トイレの巻き


このところ、母は眠りから覚めるとトイレに直行する回数が増えました。

トイレでの様子がどんな風なのか?

ちゃんと用を足しているのか?

気になって、そ~~~っとのぞいてみました。

Photo

しばらく、じ~~~っと手すりにつかまって立っていました。

いつもは、ヘルパーさんの介助が入るので

自分ですることがないのです。

だから

ズボンを下ろして、下着を下ろして、

という手順を忘れてしまったみたい。

どうしたらいいかを思い出せなくて。。。。。

下着にパットを当てているので、

そのパットだけを手に持って、トイレから出てきました。

時として、

思い出すことがあるらしく、

その時には、

パットを当てることを忘れてしまうので、

洪水になってしまうのです。sweat02sweat02

今日は、わたしが誘導して、

もう一度トイレに行きました。

Dscf0267

買い置きのリハパンやパット。

いつも、山のように抱えて買ってきます。

こういうものも、全部家族が用意しておかなくちゃならない。

それと、清拭用の古布。

ふたり分だから半端な量じゃないのだ。

あらかた、家中の古着がなくなってしまい、

この頃では友人達が協力して

古着をくれるので、助かってますgood

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2009年10月28日 (水)

訪問リハビリ

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10月23日

今日はリハビリの日。

歩けなくなって、

介護4になって、

訪問リハビリを申請しました。

月2回。

主治医の先生のところの療法士さんが来てくれます。

Photo

座ったままで、

足を伸ばしたり、

太ももを上げたり、

足首をまわしたり、

足の指を閉じたり、開いたり。

Photo_2

脳の中に、足の指を動かす回路がないと、

足の指は動かない。

意識して動かそうとするだけでも、

脳の血流は増える。

体を動かすことは、脳にとっても良いこと。

グー

パー

の掛け声に合わせて、一生懸命に動かそうとしました。

リハビリ運動の仕上げは歩行訓練です。

Photo_4

後ろから抱えなくても、

なんとか歩くことができました。

これで、おしまい。ふうっ~

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2009年10月16日 (金)

おいっちに、おいっちに、

10月11日

1日、2日と具合が悪く、往診して抗生剤の注射をしてもらった父。

その後もすっきりせず、寝たり起きたり。

オムツをしていた日もあったし、

飲み込みも悪く、むせることも多かったらしい。

10日には訪問リハビリがあって、体は硬くなっていたが、

それなりに頑張って、メニューに取り組んでいた。

メニューといっても、ほんのわずかな動きで、30分ほど。

この日は居眠りしながらの運動だった。

二人がかりで抱えられて、歩行練習。

Photo

おいっちに、おいっちに、

頑張っての声に、一歩づつ足を出す。

ベットからの起き上がりも、

時間がかかっても、自分なりの工夫で起きるので、

それはとてもいいことだ、と療法士さんからほめられた。

自力歩行はできなくなったが、

起き上がること

立ち上がること

この二つの動きはもう少し頑張れそうかな。

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2009年10月15日 (木)

みんなが来てくれて

10月10日

今日は午前中は息子が来て(父は寝ていた)

午後はわたしの夫と息子(孫)たちが来て、賑やかになった。

3

息子(孫)は長いこと来られなかったので、

「おじいちゃん、僕のこと覚えているかな?」と心配したくらい。

でも、

みんなの顔を見たとたんに、感激のあまり泣き顔になってしまった。

差し出された手を両手で包んで、しっかり握手した。

こんなことも珍しい!

よほど嬉しかったみたいだ。

もちろん、母も大喜びだった。

その後わたしが居ない間に、、

母は、ベランダに干してあった洗濯物を取り込んで、

きちんとたたんだ。

こんなことも、もうやらなくなっていたことだ。

Photo_2

でも。。。。。

竿に通してある洗濯物や、

ピンチに掛かっている靴下は

そのままだった。。。。。

これって、母にとっては難しいことだったのだな。

それでもいいよ。

久し振りに働いてくれて、

ありがとう!

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2009年10月14日 (水)

息子が一番

10月10日

お母さん、○彦(息子)最近ここに来た?

いいえ~来ないよ

○彦が来ないと寂しい?

来てもらいたい?

そうさやぁ~来てもらいたいよ。

わたしよりも来てもらいたい?

孫たちよりも来てもらいたい?

そりゃぁそうだよ!!

一番来てもらいたいよ~

息子は一番だもの!!!

あら、そうでしたか

まぁ、そうでしょうね

そんなもんでしょうね ┐(´-`)┌

お母さんは○彦が一番好きなんだよね?

そうだよ o(*^▽^*)o

Cocolog_oekaki_2009_10_12_23_26

母にとって弟は特別な存在。

それを嫉妬したり、憎んだりしたことがあったけれど、

こんな風に屈託なくニコニコして言える母を

すっかり受け入れているわたし。

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2009年10月12日 (月)

母の好きな歌

10月9日

圧迫骨折を繰り返して半年。

やっと骨折あとが固まった。

長い長い痛みの日々が去って、

やっと落ち着いた日々を送れるようになった。

Cocolog_oekaki_2009_10_12_21_09

こうやって手を引いて歩くと、ありがとね と言う母。

けわしい顔をして、なんでも拒否していた日もあったなぁ。

その時のわたしは怖い顔で母を叱ったっけ。

そんな日々も過ぎて、今は素直になった。

夕食時にカーサコンサートがあって

「エーモア」という若手イケメンの歌とギターを聞いた。

最後に「道化師のソネット」を歌ってくれた。

http://www.youtube.com/watch?v=s5B2tWGxBig&feature=related

おかあさん、この歌覚えてる?さだまさしの歌だよ

え~知ってるよ。

この人、いい声で、上手だねぇ~note

さだまさしはいいねlovely

さだまさしのCDを買って、いつも聞いていた母。

物事の記憶は消されてしまうのに、歌が残る不思議。

歌の記憶は脳の深い部分にあるのだろうか。

この夜は、彼のCDを子守唄かわりにして眠りについた。

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2009年10月 2日 (金)

まだ熱が。。。

父はこのところ、調子が悪い。

数日ベットで寝ていて、この日は熱もないので、久し振りに起きた。

体が右に傾いてしまう。

Cocolog_oekaki_2009_10_02_21_03

なにが「いい」んだか。。。。。

その後ベットへ。

ずっとうとうと寝ていて、食事の時間には起きてしっかり食べた。

飲み込みがわるく、トロミをつけて、

自分ではスプーンも持てなくなっていたので、介助する。

トイレでも立つのが危なくなったので、オムツになった。

微熱が出たり、引っ込んだりしている。

意識ははっきりしているが、うとうと寝ている時間が長い。

母が時々思い出したように父の顔を覗きにくる。

父が寝ているのを確かめると、ベットを離れてまた自分の世界に入っていく。

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